リサイクルトナー使用中にプリンタが故障した場合の対応方法

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先日の記事でプリンタに関して学校は予算がないという記事を書きましたが。学校は印刷することが多いのに消耗品を購入する予算がないため、私の知っている学校ではリサイクルトナーを使っているケースが90%以上となっています。

リサイクルトナーは価格が安いメリットはあるのですが、メーカーの保守が受けられなかったり保守契約していても料金が発生したりデメリットもありますので詳しくご紹介していきます。

純正とリサイクルの違いとかどうでもいいから壊れた時にどうすればいいかだけ知りたい方は目次から飛んでください。

この記事を読んでほしい人

  • リサイクルトナー利用中のプリンタが故障してしまった
  • プリンタにリサイクルトナーを使っている
  • これからリサイクルトナーの利用を考えている
目次

純正トナーとリサイクルトナーの違い

Daisuke

まずは簡単に純正とリサイクルトナーの違いについて確認しましょう。

純正トナー
  • プリンタメーカーが作っているトナーで、品質が信頼できる。
  • 使用時の故障や不具合について保証がついている。
  • 価格が高い。
リサイクルトナー
  • リサイクルトナーメーカーが作っているトナーで、品質にばらつきがある。
  • リサイクルトナーが原因の故障や不具合に対してはメーカーによって対応がばらばら。
  • 価格が安い。
モブ子さん

リサイクルトナーは安い分信頼性が低い気がしますね。

リサイクルトナーを使うメリットとデメリット

メリット

・価格が安い。

デメリット

・純正品に比べて不具合が多い。
・色合いが純正と異なることがある。
・特殊用紙には印刷ができないことがある。
・メーカー保守は適用されない。

リサイクルトナーを使うメリット

価格が安い

リサイクルトナー利用のメリットはこれに尽きます。
サイトによっては環境にやさしい、純正より保守が手厚いという事で紹介しているところもありますが
プリンタメーカーによっては回収したカートリッジを分解再組立てして、環境推進トナーという事で少し安い価格で再流通させていますし、純正トナーは全てメーカーで無償回収してもらえるので、純正も環境には優しくできています。

リサイクルトナーを使うデメリット

純正品に比べて不具合が多い

リサイクルトナーの多くは純正カートリッジにリサイクルトナーメーカーがトナーを詰めています。
カートリッジにはギアやドラム(ドラム付きのカートリッジの場合)などの消耗する部品がついているため
リサイクルを重ねるごとに部品が少しずつ摩耗してきます。
そのため純正品に比べると不具合が多くなっています。

色合いが純正と異なることがある

これもメーカー毎にトナーが違うため、純正と同じ発色をしない場合があります。
細かい色の違いが影響のない印刷物であれば問題ないかもしれませんが
デザイン等の色が大事になる印刷物には向いていないでしょう。

特殊用紙には印刷ができないことがある

これは特殊な事例かもしれません。
純正トナーでは印刷できるが、リサイクルトナーだと印刷できない用紙があるようです。

メーカー保守は適用されない

結構大事なことなのですが、プリンターは故障することがあるため、メーカーで年間保守契約など
契約期間内は一定料金で保守してもらえるサービスがあります。


契約書は必ず記載されているのですが、純正品を利用していない場合は契約は無効となり、通常修理と同じ有償での対応となります。


現在仮にリサイクルトナーを使っていてもメーカー保守が受けられている場合それは保守会社の優しさです。
急に契約を無効にされたとしても、文句は言えませんのでご注意ください。

リサイクルトナー使用時にプリンタが故障した場合の対応方法

状況判断

まず行いたいのが本当にリサイクルトナーが原因の故障かどうかです。

リサイクルトナーが原因の可能性

用紙にトナーが乗らない
トナーカートリッジ内での紙詰まり多発
トナーがプリンタ内にこぼれている
発色がおかしい(不自然)
印刷時の異音(トナー付近)

トナー付近ではないところでの紙詰まり
エラーコードが出ている
印刷時の異音(トナーから離れているところ)

最終的にはリサイクルトナーを別のトナーに交換して発生するかどうかでの判断になりますが
リサイクルトナー→リサイクルトナーの場合は同じ症状が発生することもあります。

リサイクルトナーが原因で本体部品(主に接点)に異常が出てしまった場合、純正に取り換えても
直らないことがあります、ご注意ください。

動作確認用に必ず1本は純正トナーを持っているようにしましょう。

Daisuke

ドラム等のトナー以外のサイクル製品を使っている場合は、その消耗品も純正を用意しておきましょう

リサイクルトナーが原因の場合

リサイクルトナーを購入した販売店に状況を伝え判断を仰ぎます。

リサイクルトナーメーカーでは自社製品使用時にリサイクルトナーが原因で故障が発生した場合
費用を負担してくれるメーカーもあります。

ユニマットの場合

ecoink.inの場合

Daisuke

レーザプリンタで修理の概算見積もりを取る必要がある場合。
多くの場合メーカーの出張費や診断料などの料金が発生してしまいます。
その費用負担についてもリサイクルトナーメーカーに相談しておくと良いでしょう。

リサイクルトナーが原因ではない場合

通常通りメーカーに修理依頼をします。

リサイクルトナー利用中の復旧に至るまでのステップ

Daisuke

簡単にですがプリンタ故障の際の流れを記載しおきます。行ったり来たりでわかりづらいかもしれませんが、参考にしてください。

STEP
プリンタ故障

故障がトナー起因かどうか調査する

リサイクルトナーが原因と思われる場合・・・STEP2へ

リサイクルトナーが原因ではない場合・・・STEP5へ

急ぎで修理したい場合・・・STEP5へ

STEP
リサイクルトナー購入元へ連絡

リサイクルトナー購入元に問い合わせをする

トナー購入元が対応してくれる場合・・・STEP3へ

トナー購入元が対応してくれない場合・・・STEP5へ

STEP
リサイクルトナー購入元の対応

リサイクルトナーの交換をしてもらう

リサイクルトナー交換で復旧・・・STEP6へ

リサイクルトナー交換しても復旧しない・・・STEP4へ

STEP
メーカー見積もり診断

メーカーに修理見積もりを出してもらう

リサイクルトナーメーカーに見積もりを提出し修理の許可をもらいます。・・・STEP5へ

メーカーに来てもらった時点で修理してもしなくてもこの時点で料金が発生します。
電話やメールでの概算見積もりを取ることもできます。修理業者に確認をしてください。

STEP
メーカー修理

メーカーに修理をしてもらう

リサイクルトナーが原因の場合・・・STEP2へ

STEP5-1 メーカー修理にて復旧・・・STEP6へ

メーカー修理の時点でリサイクルトナーが原因とわかった場合メーカーは何もできません。
リサイクルトナーが原因ということがわかる報告書を作成してもらい、請求書を受け取りましょう。

STEP
復旧&支払い

支払いは責任のあるところから

支払いが発生する場合はリサイクルトナーメーカーもしくは自身で支払いをします。

多くの場合メーカー修理着手前にリサイクルトナーメーカーへの見積提出が必要です。
トナー等のリサイクル製品を購入する際は営業担当者に故障の際の流れや保守についてよく確認してください。

まとめ

Daisuke

リサイクルトナーを使っている場合は、まずリサイクルトナーメーカーに連絡してください。

リサイクルトナーは価格が安いという大きなメリットがありますが、品質や保守が安定しないなどデメリットも多く抱えています。安いからと安易に購入をせず、デメリットをご理解の上ご利用いただければと思います。

Daisuke

リサイクルトナーは純正に比べ圧倒的に価格が安いので、トラブルがなければ問題ないのですが、一度トラブルになると復旧までにかかる時間が長くなります。十分に気をつけましょう。

Daisuke

消耗品のコストが安くリサイクルトナーを使わなくても良いエコタンクプリンターがお勧めです。

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