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社内SEに転職したい!なぜ面接で落ちてしまうのか採用担当者に聞いてみた

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ITエンジニアから社内SEに転職をしようと思って頑張ったけど、内定を一つももらえなかった。

今回は私の経験をもとにITエンジニアが社内SEに転職をしたいのに内定がもらえない理由と原因、そして気になったことを実際に採用側として面接を担当している方に聞いてみました。

この記事について

ここで紹介する記事の内容はみらいデジタル編集長の綴間チヨノリさんとの対談でお話しした内容と

実際私が転職活動をした経験をもとに作成しました。

社内SE転職を考えているかたはぜひご覧ください

Daisukeについて
Daisuke
  • 群馬県在住40代サラリーマン
    転職して東京の大企業で講師を務めつつISMS運用にも携わる。
  • インフラSEから講師へキャリアチェンジ
  • 30名ほどの中小企業でCISO(情報セキュリティ責任者)として7年間従事
  • ISO27001(ISMS)導入
  • テレワークなどクラウドを利用してのサービス導入に携わる
  • 資産管理ツールやクラウドセキュリティなど導入実績多数
  • 情報セキュリティマネジメント保有
  • 情報処理安全確保支援士取得
目次

社内SE転職が難しい理由

これは採用担当者からのお話と私が実際に社内SE転職活動をして一つの答えになりました。

「社内SEは企業によってやることがちがう」

です。

  • プログラミングができないとダメ
  • ネットワーク機器はCISCOがいじれないとダメ
  • Linuxの運用スキルが必須
  • 特定のWebアプリケーションの導入・構築スキル
  • クラウドはMicrosoft365なので、その運用経験

など、企業によって異なった、さまざまなスキルや経験が求められます。

20代での転職であれば「入社後にどんどん覚えていきます!」で良いのですが、40代での転職の場合は即戦力が求められます。

その企業にピンポイントで合致するスキルや経験、もしくはどの企業でも使える幅広いスキルを持っている人でないと社内SEに転職ができません。

Akari

企業によってやってることが違うっていうことは
今まで自分がやってきた仕事とは違うスキルが求められちゃいますね。

Daisuke

大体なんでもできる自信はあったけど「即戦力」となるとちょっときついところがあったかな。

社内SE転職が難しい理由と対策
理由:企業ごとに求められるスキルが違う
対策
・自分の持っているスキルが合致する企業を探す
・どの企業でも対応できるスキルをもっておく
40代以降のキャリア転職は即戦力が求められます!

社内SE転職のためにどんなスキルが必要なの?

それでは社内SE転職を目指した時に持っておきたいスキルは何があるのでしょうか?

実際の転職はスキルのあるなしだけでは決まりませんが、応募先企業が要求するスキルを持っていないと書類選考すら通過できません。

こちらも実際に社内SEは何ができればいいのか?を聞いてみました。

プロジェクトリーダーとしての経験

社内SEの仕事は自社のインフラ、サーバー含めたIT機器の管理やメンテナンスを全て行うことになります。

実際の業務例とすると

  • 自社に必要なシステムの構築
  • 予算計画の作成
  • 対ベンダーや経営者との折衝・価格交渉
  • 社内の教育や支援

このような業務を要求されます。

転職の際は、プログラミングができるだけ、ITインフラがいじれるだけ、という単一のスキルよりも、総括してシステム開発経験や導入経験があるプロジェクトリーダーとして1つの案件をまとめていた経験のある人の方が有利になってきます。

プロジェクトマネージャーとまではいかなくてもシステムの要件定義、開発からテスト。導入までの流れを理解している人は喜んでもらえる人材です。

色々なことに対応できるスキル

社内SEの仕事は多岐に渡るので特定の業務しかできない、となると採用の幅が狭まってしまいます。

プログラミング含めたサーバー、ネットワーク機器に対してのスキルや、社員からの問い合わせ、資料作成など特定の業務に特化していなくてもいいので、なんでもできるスキルが要求されます。

社内SEが必要最低限持っておきたいスキル
・プロジェクトリーダーとしての経験
要件定義からテストまで一通りできることが望ましい。
・色々なことに対応できるスキル
問い合わせ対応や社内で必要なインフラ知識を持っていると喜ばれる
特定のことしができないと難しい可能性大!
面接でのアドバイス

プログラミングできますか?

この質問については「プログラミングができるかできないか」ということはもちろん、今後必要なことを勉強していく姿勢も見ています。

今はできなくてもこれから覚えていく意欲を見せられると良いでしょう。

現職でプログラミングは必要ではなかったので、今ができませんが、転職するにあたって最近Pythonの勉強を始めました。

など、相手に喜ばれる受け答えができると合格に近づくでしょう。

Akari

行動がともなってないとダメですよね?

Daisuke

もちろん!
勉強してるって答えたら
「どんな教材を使ってますか?」とか「どこが難しいと感じてますか?」と、どんどん突っ込まれるよ。

社内SEはプログラミングができないとダメ?

私は地方のSIerでITエンジニアとして10年以上仕事をしてきましたが、プログラミングは業務で必要がなかったのでプログラミングができません。

社内社外どちらの仕事でもプログラミングスキルを求められることがなかったんです。

そう考えて社内SEでもプログラミングができなくてもいいのでは?と思い、社内SE枠で何社か応募してみることにしました。

実際にどうだったのかというと、書類は通るのですが面接で全滅

面接した企業はほぼ必ずのようにプログラミングができるのか?という質問がありました。

そこで実際に「社内SEにプログラミングスキルが必要なのか?」を採用担当者聞いてみました。

プログラミングスキルが必須の企業もある

なぜプログラミングスキルが必要なのか?ということなのですが、昔からある伝統的な企業の場合は社内システムを内製化しているところがほとんどで、そのメンテナンスや更新にプログラミングスキルが必要になっています。

さらにこの場合はその企業で使っている言語でのプログラミングスキルが必須です。

仮に今プログラミングができないとしても、入社後には必ず必要になってきますので「応募者が今後プログラミングを習得できるか否か」は重要な選考基準になってきます。

さらに最近は大企業で一度外注に出した社内システムを逆に内製化に切り替える企業が多く、そういう意味では中小企業、ベンチャー企業と企業の歴史や規模を問わず社内SEにはプログラミングスキルが必要不可欠となってるのかもしれません。

プログラミングスキルが不要な企業もある

必要不可欠と言ってしまったプログラミングスキルですが、それではプログラミングができないと社内SE転職はできないのでしょうか?

答えは「いいえ」です。

例えば応募先の企業がIT系の企業の場合は、社内SEを含めたシステム管理者のITリテラシーが高いため社内システムに対しての投資ができています。

自社で構築する必要があるシステムはプログラミングができる社員が構築し、実現不可能であれば社外にお金を払ってシステムを構築してもらうなど、業務を進めるための体制・体系ができているので、その場合はプログラミングスキルはなくても大丈夫です。

大企業の社内SE内でも開発と運用保守できっちり分業化できているところはインフラSE、サーバーSEなどで社内SE転職も可能でしょう。

社内SEはプログラミングができないとダメ?
答え:企業ごとに異なる
対策:
・プログラミング不要の企業もある
・多くの企業で社内SEにプログラミングスキルを要求される
できないよりはできた方が良いのは間違いありません!

なぜ面接で落ちてしまうのか

ここまでのお話でプログラミングはできないけど、プロジェクトリーダー経験もあり、社内でのセキュリティ管理者ポジションにいた私がなぜ内定をもらえなかったのでしょうか?

やはり面接での受け答えがとても大事だったようです。

では、何がダメでどうすればよかったのでしょうか?

これも、採用担当者に直接聞いてみました。

面接で言うとお見送りになる事例と成功事例

面接前には必ず応募先がどんな会社なのか、何をしている会社なのかはどんな人材を求めているかなどをあらかじめ学習しておく、いわゆる企業研究が必須です。

実際に私は面接前に以下のことをして準備を整えていました。

  • エージェントからの面接前にしておくことを確認
  • Webサイトにて企業情報と相手が望む人材の確認
  • 応募企業に転職者用のサイトや資料があればそれに目を通す
  • 必要な事柄をすぐに確認できるようスプレッドシートにまとめる

ただどうしても全て終わらせることができずに、簡単にWebサイトだけを見て面接に挑んだ時こともあります。

面接官からの

他の企業ではなくなぜ弊社を選んだのか?

この質問に自分を出せずに、Webサイトを見ただけでもできるような回答をしてしまうと

「自社に入社することについての熱意が感じられない」という評価になり「お見送り」となってしまいます。

間違えても

  • よく名前を聞く有名な企業だったから
  • 現職で関連会社との取引があったから

なんて言ってはダメです。(私はそれをやって、相手にドン引かれてしまいました。)

逆にこの質問に相手をうならせる(よろこばせる)回答ができれば一次面接はクリアしたようなものです。

社内SEに転職をするのであれば、その会社の社内システムが今どんな問題を抱えているのか、どういう方向性で動いているのか、を理解して相手が喜ぶ受け答えを考えておきましょう。

面接で上手に内定を獲得する事例

それでは具体的に何に対してどのように回答できると良いのでしょうか?

やはり相手に自分が応募先企業でどう役に立つのか、どんな貢献ができるのかを伝える必要があります。

「私が入社したら御社にこんなメリットがある」

「御社のこの問題を解決するお手伝いをしたい。」

この2点で相手を喜ばせることを考えておきましょう。

ただし、自分の理解していないことを大きくいうのは避けた方が無難です。

面接官

自己アピールとあなたが会社に対してどう貢献かをお答えださい。

「DXに向けてAIを活用して御社に貢献したいです!」

というと

上司

はい、ありがとうございました。
先ほど「DXに向けてAIを活用して御社に貢献したいです!」
とのことですが、具体的になにができますか?

と返されます。

もちろんこれに回答できれば100点ですので、自分の得意分野かつ相手が問題を抱えているところにピンポイントで向かっていきましょう。

私は情報セキュリティに強いので

「情報セキュリティ管理者として得た経験をもとに今御社が目指している社内システムの内製化において情報セキュリティ基準の策定やインシデント解決に役立てると思います。」

AIやDXについて知見があるのであれば「この業務で〇〇を活用してDX化して業務効率をあげていきたい。」と具体的に答えられるといいですね。

とはいえ面接官が必ずこの流れで質問をしてくるとは限りません。

事前に想定質問と回答を作る際には

質問→回答

で終わらせず。

質問①→回答①→質問②→回答②

くらい深掘りした回答を用意しておくと良いでしょう。

もちろん、回答①に対する質問②は複数用意しておくとより良いでしょう。

なぜ面接で落ちてしまうのか
・原因1:企業研究が足りない
Webサイトを見ただけだとわかるような回答はNG
深くまで企業情報を仕入れておく
・原因2:情熱が足りない
なぜその会社に入りたいのか、入った後何ができるのかを答えられるようにまとめておく
薄っぺらい回答はすぐバレます!

SPIって採用基準になってる?

続いてSPI(適性検査)についてです。

書類選考を通過するとほとんどの企業でSPIが行われているようです。

書類選考通過のメールに面接前のいついつまでにSPIを受検してくださいね、という文章がついてきます。

ほとんどの企業で同じような内容ですが、SPIは2種類あって

  • 能力検査
  • 性格検査

の両方、もしくは片方のみ受検をします。

能力検査とは

SPIは言語能力、数学的思考、論理的思考、空間認識力などの基本的な能力を測定し、応募テストは複数のセクションから構成され、制限時間内に問題を解く必要があります。結果はパーセンタイルで表示され、他の受験者との比較が可能です。SPIの目的は、企業に適した能力を持つ候補者を選ぶことです。就職活動者はSPIのスコアを高めるために準備をすることが重要です。

Akari

テレビでたまにみる「これが解けたらIQ100」のような問題ですね。

Daisuke

制限時間はそれなりに長いのですが、あまり一問にこだわりすぎると時間がなくなります。
あと企業によっては英語の問題があることもありますね。

性格検査とは

性格検査は、応募者の個性や特性を評価するために使用されます。SPIの性格検査は、質問これにより、チームワークやコミュニケーション能力、リーダーシップの潜在能力など、仕事に関連する重要な性格要素を評価することができますSPIの性格検査は、企業が採用プロセスで候補者を選抜する際に重要な情報源となります。応募者は、自分の性格特性を正直に表現し、正しい結果を得るために準備をすることが重要です。

性格検査は、日常の行動や考えを直感でサクサクっと答えていく問題です。

能力検査のあったところは一部でしたが、私が内定をいただいた企業は能力検査のあるところでした。

その時は時間も環境も悪く(会社でこそこそやっていた)まともに回答ができていなかったので、SPIの点数も悪かったと考えられます。

そこで生まれた疑問を採用担当者に聞いてみました。

SPIは採用基準になっているの?

回答は

「がっつり見ます」

でした。

ここ最近のコロナなどで精神的に病んでしまう社員が多く、その辺りの耐性を性格検査で見極めるとのことで、能力検査より、性格検査の方がよく見られているようです。

この辺りも、現場の社員は「少しくらい精神的に弱くても現場で使える人を入社させたい」というところと

経営者は「簡単に辞めない社員をとりたい」という思いがぶつかるところですね。

SPIのスコアって教えてもらえるの?

せっかく検査を受けたんだから自分のスコアが気になりますよね?

残念ですが結果は非公開のようです。

落ちた理由がSPIにあるのならば、その理由くらいは教えてもらえるかもしれません。

SPIで嘘をついたらバレる?

問題を見てみると「実際の考えはこうだけど、こっちにした方がポイントが高い」と考えられる問題もあります。

ただしこの辺もよくできていて、矛盾があるとその部分で結果に悪く反映されてしまいます。

昔会社の自己診断でやったSPIに

「いままで嘘をついたことがない」という問題があり。

これに「はい」をつけてしまうと、それだけで0点になってしまうような問題がありました。

Akari

自分を偽らないで正直に書いた方がいいですね。

Daisuke

仮に良い方向に回答できても入社後のギャップで辛くなったり、いいことがないんじゃないかな?

SPIは採用基準になっているの?
・回答:がっつりみます
性格検査で業務に支障が出ないかを見られる
担当者と経営者で視点が異なるのでハードルは2つ

嘘をついたらバレますので正直に答えましょう!

社内SEはラクなの?

ITエンジニアとして自社の顧客を何ヶ所も抱えて、顧客ごとに構築内容や機器が違うので、覚えることがたくさん。

さらに新しい機器や扱ったことのない機器を要求されればその勉強もしなければならない。

社内でも

社内SEって自社のことだけやってればいいからラクだよねぇ〜
いいなぁ〜

なんていう声が聞こえてくることもありました。

こんなことを実際の社内SEに聞いたら失礼かもしれませんが、そのままぶっちゃけて聞いてみました。

Daisuke

社内SEってラクなんですか?

現役社内SE

ぶっちゃけラクです!

どんなところがラクなの?

自社システムのロジックさえ理解していればいいので、SIerに比べると必要な知識量が少なくります。

社内でバラバラに機器を導入することもないので、例えばスイッチ(ハブ)はCISCOだけとなれば。

CISCOだけ覚えればいいですよね。

SIerでは得意メーカーはありますが、お客様の要望や納期などによってメーカーが変わることもあります。

そうするとそのメーカーごとに設定や構築方法を覚えなければならないので、すこし大変ですね。

もちろん新しい機器やシステムの情報などを積極的にとりにいかなければならないのは社内SE含めたITエンジニアの必須項目ですので、常に情報収集をして勉強をする、ということについてはSIerでも社内SEでも変わらないでしょう。

ラクなところがあれば大変なところもあります。

どのあたりが大変なのでしょうか?

社内SEの大変なところ

社内全員に構築したシステムを使ってもらう必要があるため、非IT系の社員にもシステムの説明をしなければなりません。

SIerやエンジニアは客先のIT担当者と話すことが多いため、ある程度内容が通じやすいかと思いますが社内SEになるとパソコンをよくわからない社員にも懇切丁寧に説明する必要があるので大変です。

Akari

仕事内容の理解をしてくれない時もありますよね。

Daisuke

そうなんだよねえ、ちょっと運用方法を変えると。
「聞いてない!」とか「なんでそんな変更したんだ!」
って言われちゃう。

一般社員にデジタルリテラシー向上が必要?

最近はリスキリングに向けて国も動いていることから社内のデジタルリテラシーを高めるため。

全社員にITパスポートの取得を促したり、Webで講習が受けられるようにしている企業が増えています。

まとめ

今回は私の実際の経験と、採用担当者からのお話をもとに社内SE転職の難しいところとその対策をご紹介しました。

  • 社内SE転職が難しい理由
  • 社内SE転職のためにどんなスキルが必要なの?
  • なぜ面接で落ちてしまうのか
  • SPIは選考の基準になっているの?
  • 社内SEってラクなの?
Akari

ラクそうだからって社内SEに転職しようっていう考え方がよくないですね。

Daisuke

社内システムを預かる社員だからこそ高いスキルと人間性が求められるのは当然だったかも・・・

ここで紹介した記事の内容はみらいデジタル編集長の綴間チヨノリさんとの対談でお話しした内容と

実際私が転職活動をした経験をもとに作成しました。

社内SE転職を考えている方!ぜひご覧ください

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